秋だ!収穫だ!稲刈り体験!!

BS八幡4団

2007年09月09日 16:17


今日から9月。団にとっては新年度。
昨年10月に発足してから早くも1年。思い返せばいろんなことがありました...。

新入団の新しいスカウトも参加してくれ、心機一転、新年度もがんばろーー!!


さて、今日は恒例の白王里山に集合。
ここの里山には、猪の獣害対策として2頭の牛が放牧されています。



今日は、地元農家のOさんと、逢味おむすび隊さんのご協力を得て、稲刈り体験です!!

まず、この山の裏手にある、5月に田植えをした田んぼを見に行きました。
稲穂がたわわに実っていることを期待しつつ、みんなで田んぼに着いてみると......

あれれ???
そこには、一見して田んぼとは思えない沼?湿地?草っぱら?な光景が...。

 

お米はどこ~? イネはどこ~?
...よ~~~く見てみると、誰かに食べられた残りカスのような痛々しい稲穂がチラホラ。



これ、実は、猪のしわざ。

向かいの方の話では、毎晩のように猪が来て歩いてお米を食べていたそうです。
来年への対策を練らないとまた同じことになるとのことでした。
ガガーーーン!!   ショック!! 
獣害に苦しむ農家の気持ち、よ~く、分かりました。



で、気を取り直して、同じ農家の方が管理しておられるもうひとつの「里山の田んぼ」(コチラのイネは里山を整備して見晴らしをよくし、牛を放牧し、なおかつ電気柵で囲ってあるので大丈夫でした)で、稲刈り体験をさせていただきました。



カマの使い方(手を切らないように!)、上手なイネの刈り方(あとでくくりやすくするために、葉っぱが多い方を両端にする!)、束のくくり方(葉っぱをクロスさせてクルン!)を農家の方から習い、早速田んぼへ!



最初はぎこちなかったスカウトたちでしたが、段々腰つきやくくり方もサマになってきて、最後の方にはほとんどのスカウトがひとりで上手にくくれるようになっていました。



1時間ほどカマで手刈りしたあとは、落穂ひろい。お米を一粒も無駄にしないように、しっかり拾います。



そして、コンバインが登場!!



みんなで刈ったイネを次々と呑み込んで行くコンバイン。おしりからは細かく裁断されたワラくずがどんどん出てきます。
ワラくずのなかにも落穂があるのをを見つけたスカウトが、懸命にかき分けながら落穂を拾い集めます。

みんなで刈ってコンバインの「おなか」に収まったお米がどれほどの量になったか、コンバインから軽トラの荷台に積み込まれた大きな容器にお米を入れ換えて確認します。容器にだんだんたまっていくお米を固唾を呑んで見守るスカウトたち。



...と、ほどなくコンバインは空っぽに。あんなに頑張って刈ったのに、たったこれだけ???
お米づくりって大変だなぁ、としみじみ。

と、そこですかさず、農家の方からありがた~いお話が。

「1回の食事で、日本中の人が、1粒ずつご飯を残したとして、それを全部集めたら、60俵になります。 この"里山の田んぼ"に実ったお米は、全部で4俵ぐらい(※みんなが刈ったのはそのまた1/20ぐらい)。 1回の食事で1粒ご飯を残すだけで、この田んぼ10枚以上分のお米が無駄になってしまうんです。 だから、お米は一粒も残さず、大切に全部食べましょうね!」



 
 
ここで、雨が降ってきたため、近所のマルチメディアセンターに避難。

そして、さっきの言葉をかみ締めながら、みんなで一粒残らずおいしくカブ弁を食べました。


午後からは、新年度になり、メンバーが増えて3組体制になることから、組替えの話し合い。
ひとりひとりの保護者のいろんな思いも聞けて、貴重な場になりました。

(の・き・さ・と 連筆)
 

※今回の活動は、逢味おむすび隊さんが企画してくださった「おむすび少年団」の一環で、こだわり滋賀ネットワークさんからの助成を受けて実施しています。関係者の皆さん、本当にありがとうございます!!
 

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